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「遠くまで届く磁気の力が相転移を支配~絶縁性フェリ磁性体で『平均場臨界性』を初めて実証~」
京都大学 複合原子力科学研究所の南部雄亮特定教授らの国際共同研究グループは、メリライト型酸化物Eu2MnSi2O7において、絶縁性フェリ磁性体では初めて、長距離の磁気双極子-双極子相互作用が磁気相転移付近の温度変化を決定し、平均場理論に近い臨界現象を生み出すことを明らかにしました。研究グループは磁化測定と中性子粉末回折を用いて、約10.6ケルビン付近の転移温度における臨界指数β、γ、δを求め、いずれも平均場理論の予測値に近い値が得られたと報告しています。短距離の交換相互作用がフェリ磁性秩序そのものを安定化する一方、より遠くまで届く弱い双極子相互作用が臨界点近傍の普遍的な振る舞いを決めるという役割分担が示されました。研究成果は米国物理学会の国際学術誌「Physical Review Letters」に2026年8月12日(現地時間)付で掲載されました。
出典:科学技術振興機構(JST) 2026年8月19日 プレスリリース(掲載誌:Physical Review Letters/DOI: 10.1103/5ftk-7qyg)
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20260819-2/index.html



