ニュース紹介
「植物の毒が微生物のエサになる-タバコが作るニコチンの根圏微生物叢形成における機能を発見-」
北海道大学教育イノベーション機構の島﨑智久助教、同大学院理学研究院の中野亮平教授、理化学研究所環境資源科学研究センターの増田幸子研究員、白須賢グループディレクター、市橋泰範チームディレクター、京都大学生存圏研究所の杉山暁史教授、矢﨑一史特任教授らの共同研究グループは、植物がつくる毒性成分(特化代謝産物)を使って根圏の微生物叢を制御する仕組みを解明したと発表しました。
研究グループは、タバコがつくる毒性アルカロイドであるニコチンを、特定の根圏細菌であるアルスロバクター属細菌が分解・資化することで、根圏微生物叢のなかで競合優位性を獲得することを明らかにしました。またアルスロバクター属細菌は、遺伝子の水平伝播によってニコチン分解遺伝子を獲得していました。ニコチンは地上部と地下部で異なる生理機能を発揮するとしています。研究成果は「Horizontal acquisition of nicotine catabolism gene cluster enhances Arthrobacter fitness within tobacco root microbiota」としてMicrobiome誌に2026年7月15日付でオンライン掲載されました。
出典:理化学研究所 2026年7月27日 プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2026/20260727_1/index.html



