ニュース紹介
「超高齢期のT細胞免疫の再編成を明らかに-CD4陽性キラーT細胞の加齢変化を特定-」
大阪大学蛋白質研究所の橋本浩介准教授、慶應義塾大学医学部百寿総合研究センターの新井康通センター長、理化学研究所生命医科学研究センタートランスクリプトーム研究チームのピエロ・カルニンチチームディレクターから成る共同研究グループは、スーパーセンチナリアン(110歳以上)に多くみられるCD4陽性キラーT細胞を詳しく解析し、超高齢期のT細胞免疫が再編成されている兆候を見いだしたと発表しました。共同研究グループは、センチナリアン(100歳以上)の長寿者から得た単一細胞データを軸に、大規模公開データを加えて解析対象を0歳から110歳代まで広げ、AIモデルを用いて統合的に解析しました。その結果、CD4陽性キラーT細胞は90歳代までは低い割合にとどまり、100歳代以降で増加する傾向を示したとしています。また、増加した細胞は疲弊状態を示さず、同じクローンに由来する細胞でも多様なサイトカイン応答を示すことが分かったと説明しています。成果はCell Reports誌に掲載されました(DOI:10.1016/j.celrep.2026.117728)。
出典:理化学研究所・大阪大学 2026年8月21日 プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2026/20260821_1/index.html



