2026.07.23 そらとぶタクシー・PLANA(PR TIMES) 元発表:2026.07.18

そらとぶタクシー、航続550kmの空飛ぶクルマを日本で独占展開(FrontJournal解説)

ニュース紹介

「そらとぶタクシー株式会社、米国・韓国を拠点に空飛ぶクルマを開発するPLANA社と日本国内における独占契約を締結」

そらとぶタクシー株式会社は、米国・韓国を拠点に空飛ぶクルマを開発するPLANA Co.,Ltd.と、日本国内におけるハイブリッドeVTOL(電動垂直離着陸機)「CP-01」の導入・事業展開に関する独占的契約を締結した。CP-01は、バッテリーと発電機を組み合わせたハイブリッド方式を採用し、最大搭乗人数6名、航続距離550km、巡航速度320km/hをうたう。両社は2023年に意向書(LOI)と覚書(MOU)を結んでおり、今回はそれを発展させた形。そらとぶタクシーは、都市内の短距離ではなく、地方都市間や観光地間、離島、災害時輸送など中長距離市場での事業展開を目指す。

出典:そらとぶタクシー株式会社(PR TIMES) {DATE_JA} プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000172150.html

FrontJournalの解説

この研究分野について

「空飛ぶクルマ」と呼ばれるeVTOL(電動垂直離着陸機:滑走路なしで垂直に離着陸できる電動の航空機)は、次世代の移動手段として世界中で開発が進んでいます。ヘリコプターより静かで、電動のため環境負荷が小さいとされ、都市の渋滞回避や離島・山間部へのアクセス改善が期待されています。

市場調査では、eVTOL市場は今後急拡大すると予測されています。特に注目されるのが、都市内の短距離だけでなく、150〜300km以上を飛べる中長距離型です。バッテリーだけでは航続距離に限界があるため、発電機を併用するハイブリッド方式が、都市間や地方を結ぶ用途で現実的な選択肢として浮上しています。

①契約の内容と機体の特徴

今回そらとぶタクシーが独占契約を結んだ「CP-01」は、PLANAが開発するハイブリッド方式のeVTOLです。バッテリーに加えて発電機を積むことで、航続距離550km・巡航速度320km/h・最大6名搭乗という、中長距離向けの性能をうたっています。そらとぶタクシーはこの機体を日本市場に独占的に導入する立場となり、地方都市間や観光地間、離島、災害時の輸送といった中長距離の用途を狙います。都市内移動を主戦場とする多くのeVTOL事業とは、あえて異なる市場を選んでいる点が特徴です。

②なぜ注目されるのか

eVTOLの多くは、都市内の短距離移動(エアタクシー)を想定して開発されてきました。しかし電池性能の制約から、より長い距離を飛べるハイブリッド機への関心が高まっており、大手メーカーも中長距離機の投入を計画しています。日本は離島や山間部が多く、地上交通に時間がかかる地域が少なくありません。中長距離eVTOLは、そうした地域の移動や、災害時の物資・人員輸送で役立つ可能性があります。実現には機体の安全認証や運航体制の整備など多くの課題が残りますが、都市部以外に照準を合わせた事業構想として注目されます。

編集部からひとこと

空飛ぶクルマというと大都市の上空を思い浮かべがちですが、むしろ地方や離島でこそ価値を発揮するという視点は新鮮です。もっとも、航続距離や搭乗人数はメーカーの公表値であり、実際の商用運航には安全認証をはじめ超えるべきハードルが数多くあります。誇張せず、実装の進捗を冷静に見ていくことが大切です。FrontJournalは、社会実装に向けた着実な歩みを追っていきます。

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本記事は、FrontJournalが公開情報をもとに独自に分析した第三者コンテンツであり、対象企業・研究機関の公式見解ではありません。

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