市場課題|子宮頸部異形成に承認された治療薬がない

異形成は薬がなく経過観察
子宮頸部異形成(子宮頸部上皮内腫瘍、CIN)は、承認された治療薬がなく、軽度から中等度では経過観察(様子を見ながら定期的に検査すること)が基本です。HPVの持続感染から発展し、軽度のCIN1、中等度のCIN2、高度のCIN3へと段階的に進み、最終的にがん化へ向かうとされます。同社は、CIN2および3の罹患者数が国内で年間約15万人にのぼると示しています。
円錐切除は早産と関連する
円錐切除(子宮頸部を円錐状に切る手術)は、その後の妊娠で早産のリスクが上がるという指摘があります。手術は高度に進んだ場合が対象で、多くの場合に病変部を切り取ります。それより前の段階で使える承認済みの治療薬はありません。
他にも、HPVワクチンが予防を目的とすること、感染を除去する薬がないこと、手術後の妊娠への影響、といった課題があるといわれています。
- 子宮頸部異形成子宮頸がんの前段階にあたる病変である。HPVの持続感染から発展し、軽度のCIN1から高度のCIN3まで進行の度合いで分類される。


