市場課題|抗体作製に残る、繰り返しと確認の手間

クローン化を何度も繰り返す
ハイブリドーマ(抗体を作る細胞と、増え続ける細胞を融合させた細胞)を使う抗体作製では、融合後に、1個の細胞から増えた集団へ分けるクローン化が必要です。限界希釈法(細胞を薄めて、1つの穴に細胞が1個以下になるよう分ける方法)によるクローン化は、繰り返すことがあります。繰り返すほど、作業と培養に要る期間が長くなります。
用途により抗体の反応が違う
抗体は、使う実験の種類によって、反応するかどうかが変わります。たとえば、ウェスタンブロット法(タンパク質を分離して検出する方法)では反応しても、組織の免疫染色(組織の切片で標的を染め出す方法)では反応しない例があります。そのため、使う実験に合わせた抗体の確認が必要です。
他にも、免疫に使う抗原の準備、納品後に行う大量培養や精製の作業、抗体への酵素標識や蛍光修飾の手間、といった課題があるといわれています。
- ハイブリドーマ抗体を作る細胞と、増え続ける骨髄腫細胞を融合させた細胞である。抗体を作り続ける性質と、培養で増え続ける性質を併せもつ。


