市場課題|自然関連の開示には、生物の根拠が要る

自然関連の開示が増え根拠が必要
TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)は、2023年9月の最終提言で、企業に自然への依存や影響の開示を推奨しました。TNFDに沿った開示を表明する「アダプター」への登録数は、環境省によると日本企業が世界最多です。開示には周辺の生物の把握が必要で、データ整備が課題です。
保全区域の拡大に現地調査が要る
保全区域の拡大には現地調査が要りますが、担い手が限られかねません。国は、2030年までに陸と海の30%以上を保全する「30by30目標」を掲げ、民間の取組を「自然共生サイト」に認定しています。保護地域とOECM(保護地域以外で生物多様性保全に資する地域)を合わせた面積割合は、陸域21.0%、海域13.3%です(2026年8月の環境省発表時点)。
他にも、依存関係や影響の理解不足、戦略への反映不足、資本配分での考慮不足、といった課題があるといわれています。
- TNFD自然関連財務情報開示タスクフォースの略である。企業が自然への依存や影響、リスク、機会を開示するための枠組みを、2023年9月に最終提言として発行した。


