市場課題|モーター用磁石はレアアースへの依存に課題がある

ネオジム磁石の需要が急増
モーター用のネオジム磁石(強力な永久磁石の一種)は、省エネ家電や電動車の需要増を背景に、使用が急増している状況です。高効率なモーターが求められるため、小型で強力な磁石として選ばれています。ネオジムなどのレアアース(希土類元素)は特定の国への依存度が高く、供給リスクがあるといわれています。
重希土類の添加で高コスト
ネオジム磁石は、保磁力(磁力の失われにくさ)と温度特性(高温での性能の保ちやすさ)を高めるため、テルビウムやジスプロシウムなどの重希土類元素(重い希土類)の添加が必要とされています。これらの重希土類元素も産出国への依存が高いとされています。その結果、ネオジム磁石のコストと供給リスクは、一層高くなる状況です。
他にも、レアアースの価格の安定、モーターの高効率化、ネオジムに偏らない資源の利用、といった課題があるといわれています。
- レアアース17種類の希土類元素の総称である。ネオジムやサマリウムもその一種で、磁石のほか、光学材料や触媒、研磨剤などにも使われる。


