市場課題|エキスパートパネルの開催に手間がかかる

エキスパートパネルの負担増大
がんゲノム医療の入り口となる遺伝子パネル検査の広がりが、結果を解釈する専門家会議「エキスパートパネル」の開催負担を増大させています。国の指定を受けた拠点病院などでは、この会議の開催が保険診療の要件です。エキスパートパネルの開催病院は一部の拠点病院に限られ、専門人材を確保しにくい病院では、患者が検査結果を治療方針へつなげるまでに時間がかかりかねません。
遺伝子変異の解釈に時間がかかる
見つかった遺伝子変異が治療薬選択にどう影響するかを判断するには、公共のデータベースや論文を一つひとつ調べる必要があり、専門医の負担が大きくなっています。関連情報を持つデータベースは国内外に分散しており、従来は担当者が個別に検索して照合してきたためです。検索や照合に時間がかかるほど、次の治療選択に進むまでの期間が延びかねません。
他にも、検査を受けられる施設が拠点病院などに限られること、遺伝子情報の更新に文献の追跡が追いつきにくいこと、専門家会議の記録作成に手間がかかること、といった課題があるといわれています。
- エキスパートパネルがん遺伝子パネル検査で見つかった遺伝子変異の情報を、医師や遺伝カウンセラーなど多職種の専門家が集まって医学的に検討する会議である。結果を踏まえ、患者ごとの治療方針を話し合う。






