書類が通りにくい職務経歴書の3つのパターン
PM・プロダクトマネージャーの職務経歴書で通りにくいのは、経験が足りない人だけではありません。
むしろ、経験はあるのに、採用側が知りたい情報に変換できていないケースが多くあります。
パターン1:担当プロダクトの説明だけになっている
「SaaSプロダクトのPMを担当」「ECアプリの改善を担当」といった表現だけでは、本人の役割が伝わりません。
採用側が見ているのは、プロダクトの種類ではなく、本人がどの課題に向き合い、どの意思決定に関わったかです。
特にPMは企業によって役割が大きく異なります。要件定義中心のPMもあれば、KPI改善、プロダクト戦略、開発進行、顧客折衝、BizDev寄りのPMもあります。
そのため、職務経歴書では、担当プロダクトの概要に加えて、自分の担当範囲と成果の出し方を具体的に書く必要があります。
パターン2:開発進行管理だけに見えている
「開発進行を管理」「エンジニアと調整」「リリース管理を担当」といった書き方だけでは、PMとしての意思決定が伝わりにくくなります。
もちろん、進行管理は重要です。ただし、スタートアップのPMでは、何を作るべきか、なぜ作るべきか、どの順番で作るべきかを判断する力も見られます。
たとえば、次のように整理すると伝わりやすくなります。
- 課題発見顧客ヒアリングや利用データから改善テーマを見つけた経験
- 要件定義顧客課題を仕様や受け入れ条件へ落とし込んだ経験
- 優先順位付け事業インパクトや開発工数を踏まえてロードマップを見直した経験
進行管理の経験を書く場合も、「何を前に進めたか」だけでなく、「どの判断を担ったか」を補足しましょう。
パターン3:成果の数字だけを書いている
「CVRを改善」「継続率を向上」「利用率を20%改善」といった数字は有効です。ただし、数字だけでは再現性が伝わりません。
採用側が知りたいのは、その成果がプロダクトの成長によるものなのか、マーケティング施策によるものなのか、本人の判断や改善によるものなのかです。
職務経歴書では、数字に加えて、次の要素を書きましょう。
- どの課題に向き合ったか
- どの仮説を立てたか
- 何を優先し、何を実行したか
- 結果としてプロダクトや顧客体験がどう変わったか
成果そのものより、成果に至る判断プロセスを書くことで、スタートアップでも再現できる力が伝わります。