市場課題|炎症性腸疾患の治療は難しい

幅広い年代で再燃しやすい
発症は25〜30歳ごろにピークがあり、若い世代から高齢者まで幅広い年代でみられます。患者数が最も多いのは30代です。標準的な治療薬を服用しても、多くの症例で再燃(症状がぶり返すこと)するといわれています。
抗炎症剤が中心の治療
現在の治療薬は、炎症を抑える抗炎症剤が中心です。近年は、治療のゴールが症状の落ち着く寛解ではなく、粘膜治癒だと明らかになってきました。ただ、粘膜治癒を直接促す薬は、まだ実現していないといわれています。
他にも、病気の原因が明らかになっていません。根治療法も確立されていません。抗TNFα薬(炎症に関わる物質TNFαを抑える薬)が、効かない患者や使えない患者もいる、といった課題があるといわれています。
- 粘膜治癒炎症や潰瘍で傷んだ腸の粘膜が、治った状態を指す。炎症性腸疾患では、症状が落ち着く寛解にとどまらず、これが治療のゴールだと明らかになってきた。


