市場課題|高齢化で上肢機能訓練が増え、評価の記録に手間がかかる

高齢化で訓練の場面が増加
日本では、高齢化に伴いリハビリテーションの需要が高まっています。総務省が2022年の敬老の日にちなみ公表した人口推計では、65歳以上人口は約3,627万人で、総人口の29.1%を占める規模です。高齢者が増えるほど、脳卒中などの後遺症による上肢機能の低下に対応する訓練の場面も増えていく見通しです。
評価は目視と手作業に頼る
上肢機能の代表的な検査は、検者の目視と手作業による記録に頼っています。パーデュー・ペグボード・テスト(手指の巧緻性を測る代表的な検査)などでは、検者がストップウォッチで時間を測り、動きの正確性を目視で記録する方法が広く使われています。検者ごとに記録の取り方が変わりやすいことが、複数回の検査を比べにくくしている一因です。
他にも、検者にかかる負担や、結果を他施設の記録と比べにくいこと、といった課題があるといわれています。
- パーデュー・ペグボード・テスト1948年に考案された、ペグの抜き差しの速さと正確さを測る代表的な上肢機能検査。一定時間内の作業を検者がストップウォッチで計測し、点数化して評価基準値と比べる。






