2026.10.12 │ GMI Cloud Japan株式会社 │ 元発表:2026.10.01

GMI Cloud、NVIDIA参加のシリーズB含め総額6億6,800万ドル調達

ニュース紹介

「GMI Cloud、NVIDIAが参加するシリーズBを含む総額6億6,800万ドル(約1,052億円)を調達」

高性能GPUクラウドとAI推論サービスを提供するGMI Cloud(本社:米カリフォルニア州マウンテンビュー、創業者兼CEO:Alex Yeh)は、NVIDIAが参加するシリーズBと、CTBCが主導する融資枠を通じて、総額6億6,800万ドル(約1,052億円)の資金を調達したと発表しました。内訳はシリーズBによる株式調達が2億2,300万ドル、融資枠が4億4,500万ドルです。シリーズBはAI・ロボティクス分野に特化した投資会社ARCHIVが主導し、DSC Investment、Trend Micro、KB Investment、Kyobo Life、KT Corporationなども参加しました。調達資金は、米国、台湾、その他のアジア太平洋地域でのGPUインフラの拡充などに充てられます。

出典:GMI Cloud Japan株式会社(PR TIMES) 2026年10月1日 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000188170.html

FrontJournalの解説

この研究分野について

GPUクラウドは、AIの学習や推論に使うGPU(画像処理用に生まれ、大量の計算を並列でこなす半導体)を、インターネット経由で貸し出すサービスです。AIモデルを動かすための計算資源は需要が大きく、自前でGPUサーバーをそろえる代わりに、こうした事業者から借りる形があります。

発表によると、GMI Cloudは2021年に設立され、高性能GPUクラウドに加えて、200以上のAIモデルを単一のAPIで利用できるAI推論プラットフォームを提供しています。推論プラットフォームは現在、週あたり約4兆トークンを処理しているとしています。

①株式と融資を組み合わせた調達

今回の調達の特徴は、株式によるシリーズB(2億2,300万ドル)と、CTBCが主導する融資枠(4億4,500万ドル)を組み合わせている点です。総額のおよそ3分の2を融資枠が占めます。シリーズBの調達資金は、設備の拡充に加え、AI推論サービスの拡大と人材の採用にも充てるとしています。事業面では、契約ベースの年間経常収益(ARR)が6億ドル(約943億円)を突破し、2025年末時点の9倍超に達したと説明しています。

②米国とアジアでAI処理の地域を選べる

GMI Cloudは米国とアジアの両市場に対応し、顧客は単一のプラットフォームから、利用者の所在地やデータ管理・規制の要件に合わせてAIの処理を行う地域を選べるとしています。2025年にアジア初の施設として台湾のAIファクトリーを発表し、今年は日本でのソブリンAI構想も発表しています。同社は、台湾のメーカーと緊密な関係を築くことで、発注から導入までのスケジュールを把握しやすくしていると述べています。顧客のFireworksは、NVIDIA GB200およびGB300 NVL72システムでの信頼性を評価するコメントを寄せています。

編集部からひとこと

AIの開発競争は、モデルそのものだけでなく、それを動かす計算資源をどれだけ確保できるかの競争でもあります。今回の調達は、GPUインフラの拡充に株式と融資の両方を使う点が目を引きます。日本でのソブリンAI構想を含め、アジア太平洋地域でどのように設備を広げていくのか、今後の展開に注目したいところです。

FrontJournal編集部

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本記事は、FrontJournalが公開情報をもとに独自に分析した第三者コンテンツであり、対象企業・研究機関の公式見解ではありません。

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