市場課題|分娩を扱う施設が減り、産科のない地域も生じている

分娩を扱う施設が減っている
分娩を扱う医療施設は、全国で減り続けています。日本産婦人科医会の調査では、2006年に3,098あった分娩取扱施設が、2025年には1,856となり、40%減りました。近くに出産できる施設が少なくなると、妊婦は遠くまで通う負担を負いやすくなります。
産科のない医療圏が残る
産科施設のない地域も、すでに生じています。全国335の二次医療圏(入院医療を地域ごとにまとめた区分)のうち、11の医療圏には産科施設がありません。こうした地域の妊婦は、異常の兆しがあっても専門医に診てもらうまでに時間がかかりやすくなります。
他にも、世界で年に約26万人にのぼる妊産婦死亡の9割超が低所得国と低中所得国に集中していること、少子化で分娩を扱う診療所の収入が減っていること、医師の高齢化や診療所の継承が難しいこと、といった課題があるといわれています。
- 二次医療圏都道府県が、入院を要する一般的な医療を地域の中でまとめて提供できるよう定める区域。全国に335ある。


