市場課題|米ぬか油の副生油が持つ課題

副生油は低価値なまま扱われる
米油の製造工程で生じる副生油(主産物とともに生じる二次的な油)は、そのままでは食用に使いにくく、多くが飼料や廃棄物として低い価値のまま処理されてきました。廃棄に回る分には、処理の費用もかかります。この状態が続くと、副生油に含まれる機能性成分もそのまま活かされずに終わります。
高温抽出は成分が壊れやすい
ビタミンEなどの機能性成分は熱や酸化に弱く、従来の蒸留・抽出法では成分を壊しかねない高温を使うことが多く、成分の一部が損なわれます。溶媒を使う方法も、残留溶媒の除去や排水処理に工程とコストがかかります。そのため、副生油から成分を高純度のまま取り出す技術は限られてきました。
他にも、廃液処理の環境負荷、天然由来の抗酸化成分の代わりに化学合成品を使用せざるを得ない状況、未利用資源を活用する技術者の不足、といった課題があるといわれています。
- 副生油植物油の製造工程で主産物とともに生じる、脂肪酸やロウ分を含む二次的な油を指す。従来は飼料や廃棄物として処理されてきた。






