市場課題|治療中の生活習慣病が悪化する

高リスク者を絞り込みにくい
健康保険組合や自治体にとって、加入者の中から重症化しやすい人を絞り込むのは簡単ではありません。レセプト(医療機関が健康保険に請求する診療報酬の明細書)と健診結果を組み合わせて見る必要があるうえ、個人の状態は、年齢や検査値、受診歴などが重なり合うため、基準を一つに決めにくいのが実情です。絞り込めないままでは、支援が本当に必要な人へ届きにくくなります。
治療中も習慣が変わりにくい
病院で治療を受けていても、食事や運動、睡眠などの習慣は、日常の中で本人に委ねられます。診察と診察の間は、医療者が生活の様子を把握しにくい状況です。習慣が変わらないまま時間が過ぎると、病状の悪化を防ぎにくくなります。
他にも、受診が必要な人が受診につながりにくいこと、保健事業(加入者の健康づくりや病気予防の取り組み)の効果を数字で示しにくいこと、平均寿命と健康寿命の差が続いていること、といった課題があるといわれています。
- 重症化予防高血圧や糖尿病などの生活習慣病が悪化し、脳梗塞や心筋梗塞などの重い病気へ進むのを防ぐ取り組みを指す。生活習慣の改善と適切な受診で、悪化の芽を減らす。


