2026.10.08 │ アスメック株式会社 │ 元発表:2026.10.07

アスメック、協働ロボットアーム「myCobot Pro 630」を販売開始

ニュース紹介

「【AI】【ロボティクス】産業オートメーション対応『次世代型協働ロボットアーム』販売開始のお知らせ」

アスメック株式会社(横浜市青葉区)は、中国・深圳のElephant Robotics社が製造する6軸の協働ロボットアーム「myCobot Pro 630」の販売を開始したと発表した。同社は本製品を、教育用から実際の生産環境での活用を想定した産業オートメーション領域への本格展開モデルと位置づけている。仕様は、可搬重量が最大2,000g、作業半径が630mm、繰り返し精度が±0.1mm、本体重量が8,250g。コントローラーにはRaspberry Pi 4B(8GB)を搭載し、電源は48V・5A、対応言語はPython、ROS1、ROS2、C++、接続方式はUSB、Wi-Fi、有線LAN、RS485と案内している。想定する用途は、部品のピッキング・搬送、簡易的な組立の自動化、大学での研究、職業訓練での教育、中小工場の省人化。価格と発売日はリリースに記載がなく、問い合わせ制としている。

出典:アスメック株式会社 2026年10月7日 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000192361.html

FrontJournalの解説

この製品分野について

協働ロボット(コボット)とは、安全柵で囲わずに人のそばで働くことを前提に設計された産業用ロボットです。人や物にぶつかると検知して止まる機能を備える機種が多く、従来の大型の産業用ロボットが入りにくかった小規模な工場や、人手で行っている軽作業の自動化に使われています。

製造業の人手不足を背景に、協働ロボットは中小規模の工場でも導入の対象になってきました。一方で、大型機に比べると可搬重量は小さく、扱える部品の重さや作業の速さには限りがあります。そのため、軽い部品の搬送や検査、組立の補助といった用途が中心です。

①教育・研究向けの卓上アームを、生産現場へ

製造元のElephant Roboticsは、中国・深圳で小型のロボットアームを手がけるメーカーです。「myCobot Pro 630」は、可搬重量2kg、作業半径630mm、繰り返し精度±0.1mmという仕様で、アスメックは教育用から産業現場への展開を想定したモデルとして販売します。精度の数値は、同じ位置へ何度も戻る動作のばらつきを表す指標で、部品の位置決めを伴う作業の目安になります。

②ROSやPythonで動かせる開発のしやすさ

対応言語にはPythonやC++に加え、ロボット開発で広く使われるミドルウェアROS(Robot Operating System)のROS1・ROS2が挙がっています。大学や研究機関では、この環境でロボットの動作を作る例が多く、研究で作ったプログラムを実際の作業に近い形で試しやすい点が強みになり得ます。コントローラーに汎用の小型コンピューター(Raspberry Pi)を採用していることも、開発環境の取り込みやすさにつながるとみられます。

編集部からひとこと

価格や発売日が公表されていないため、現時点では導入コストの面から他機種と比べることはできません。一方で、教育・研究の現場で使われてきた機材が産業用途に近づく動きは、ロボットを扱える人材を増やす入口にもなります。実際の工場での耐久性や安全規格への対応などは今後の導入事例で確かめられていく部分であり、続報に注目したいところです。

FrontJournal編集部

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本記事は、FrontJournalが公開情報をもとに独自に分析した第三者コンテンツであり、対象企業・研究機関の公式見解ではありません。

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