市場課題|小型カメラとエッジAIの制約

小型カメラは暗所で画質が落ちる
スマートフォンや車載カメラのような小型のカメラは、暗い場所で画質が落ちやすくなります。イメージセンサー(光を電気信号に変える半導体部品)が小さいほど取り込める光が少なく、露光を延ばせば手ブレ、感度を上げればノイズが増えるからです。画質が撮影条件に左右され、夜間の記録のように明るさを選べない用途ほど扱いにくくなります。
端末上でのAI実行は負荷が重い
学習済みのディープラーニングモデルを端末で動かすには、大きな負荷がかかります。端末ではクラウド(インターネット越しの大型の計算機)のように演算資源も電力も使えず、さらにモデルは学習に使ったフレームワークごとに形式が異なるためです。最適化の手間が増えるほど、認識技術を製品へ載せる期間は延びやすくなります。
他にも、端末が薄くなるほど厳しいレンズの厚みの制約、逆光や街灯の下で生じる明暗差への対応、メーカーごとに異なるイメージセンサーへの合わせ込み、といった課題があるといわれています。
- エッジデバイススマートフォンや車載機器のように、利用者の手元でデータを処理する機器。通信を介さずに処理できる一方、演算資源と電力に制約がある。
- ディープラーニング多層のニューラルネットワークに大量のデータを学習させ、特徴を自動的に見つけ出す機械学習の手法。画像認識の精度を大きく引き上げた。
- フレームワークAIの学習に使うソフトウェアの土台。どれを使うかによって、学習済みモデルの保存形式や実行の作法が変わる。


