市場課題|打ち上げや分離の衝撃が、衛星の機器を故障させるおそれがある

打ち上げの衝撃で故障しうる
人工衛星やロケットは、打ち上げのときや、機体と衛星を切り離す分離のときに、非常に強い衝撃を受けます。内部の電子機器や観測装置が耐えられなければ、宇宙へ到着する前に故障します。そのため、地上であらかじめ、機器が衝撃に耐えるかを確かめておくことが不可欠です。
試験には専門の設備が要る
衝撃試験には、専門の設備と技術が必要です。近年は小型衛星の開発が盛んになり、打ち上げや分離の衝撃に耐えられるか試験してほしいという相談が増えたと、熊本大学の広報記事は述べています。試験を担う専門の会社が求められる場面といえます。
他にも、衛星のバッテリーが破裂して生じる破片が宇宙ごみ(スペースデブリ)となって別の衛星や宇宙機に衝突する危険、航空機のエンジンへ異物が入る損傷のおそれ、航空機に鳥が衝突するバードストライクへの備え、といった課題があるといわれています。
- スペースデブリ運用を終えた衛星やロケットの破片など、宇宙空間にある不要な人工物の総称で、宇宙ごみとも呼ばれる。別の衛星や宇宙機に衝突する危険がある。


