市場課題|歯科健診を受けにくい人と職場がある

過去1年に未受診の人が約4割
過去1年間に歯科健診を受けていない人は、約4割にのぼります。令和4年の歯科疾患実態調査では、過去1年間に歯科健診を受けた人は58.0%でした。口の状態を確認する機会が少ないままでは、変化に気づくきっかけも得にくくなります。
1人ずつ診察する手間が大きい
塩酸・硝酸・硫酸など、歯に有害な物質を発散する場所で常時働く労働者には、労働安全衛生法に基づき、歯科医師による歯科特殊健診が事業者に義務づけられています。2022年10月1日からは、労働者の数にかかわらず、その結果を労働基準監督署へ報告することが必要です。歯科医師が1人ずつ診察する方法は手間が大きく、歯科医師が出向きにくい小規模な事業場では、実施の負担が重くなります。
他にも、撮影の器具と補助者の確保、撮影した画像の管理、健診の結果の報告、といった課題があるといわれています。
- 歯科特殊健診塩酸・硝酸・硫酸など、歯や歯ぐきに有害な物質を扱う労働者に対し、歯科医師が行う健康診断である。労働安全衛生法に基づき、事業者に実施が義務づけられている。


