市場課題|取得した点群を現場で活用しにくい

点群は取得しやすいが処理に時間
測量用レーザースキャナや移動計測技術の進歩で、広範囲で高密度な3次元点群の取得は容易になった一方、業務で使うまでの処理に時間を要します。活用には、大規模データの処理、対象物の抽出、変状(構造物の剥落などの異常)の可視化、3Dモデル化が必要です。手作業で行う工程が多く、十分に活用できていない現場があります。
間引くと微細な形状が失われる
大きく間引けば処理は軽くなりますが、高性能な3Dスキャナで取得した微細な形状情報が失われます。数十億点から百億点を超える大規模点群は、通常のPCのメモリに収まりにくく、処理にも時間を要します。間引かずに扱うには、専用の処理が欠かせません。
他にも、導水管の点検は暗所や閉鎖空間での危険な作業です。約1か月にわたる立入りが必要で、発電所の停止による発電収入への影響も生じます。作業者の高齢化、人材不足、といった課題があるといわれています。
- 点群レーザースキャナなどで対象物の表面を測り、各点の位置を3次元の座標で記録したデータの集まりを指す。点の数が多いほど形状を細かく表せるが、データ量も膨大になり処理に時間を要する。


