市場課題|ヒトに適した抗体を、得にくい

マウス由来抗体は免疫反応を招く
マウス由来の抗体は、ヒトに投与すると免疫反応が起こりやすく、実用化の障壁になってきました。抗体医薬の開発では、抗体の取得に通常のマウスを用いる手法が知られており、産生されるのはマウス由来の抗体です。ヒトに対する免疫原性が高いと、安全性の面から、抗体医薬の候補になりにくくなります。
完全ヒト抗体産生動物は限られる
完全ヒト抗体産生動物を提供できる企業は限られ、高額な利用料も利用のハードルになってきました。抗体医薬は、高い安全性を求めて、キメラ抗体(一部がマウス由来の抗体)、ヒト化抗体(マウス由来の部分を減らした抗体)、完全ヒト抗体へと変化しています。このため、完全ヒト抗体を取得できる環境は、一部の企業に偏ってきました。
他にも、巨大なヒト抗体遺伝子の導入の難しさ、利用の障壁の高さ、抗体の取得効率、といった課題があるといわれています。
- 免疫原性抗体などの物質が、体内で免疫反応を引き起こす性質である。マウス由来の抗体はヒトに対する免疫原性が高く、抗体医薬の実用化の障壁とされてきた。






