2026.10.14 │ 株式会社fantasista │ 元発表:2026.10.14

fantasista、滋賀県長浜市で約2MW・7.5MWhの系統用蓄電所を着工

ニュース紹介

「系統用蓄電池事業の第2号案件始動 滋賀県長浜市に『fantasista nagahama PSS』建設開始」

株式会社fantasista(東京都中央区、連結子会社NC MAX WORLD株式会社の100%子会社である合同会社fantasista battery 3が事業主体)は、滋賀県長浜市で系統用高圧蓄電所「fantasista nagahama PSS」の建設を開始したと発表した。グループの系統用蓄電池事業における第2号案件で、定格出力1,999kW、蓄電容量7,521kWh。着工は2026年10月、完工は2027年3月、運用開始は2027年4月をいずれも予定している。

出典:株式会社fantasista 2026年10月14日 プレスリリース(PR TIMES 配信)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000093934.html

FrontJournalの解説

この分野について

系統用蓄電池は、電力会社の送配電ネットワーク(系統)に直接つなぎ、電気を一時的にため込んで、必要な時間帯に送り出すための大型の蓄電池です。太陽光や風力など再生可能エネルギーの発電量は天候や時間帯で変動するため、電気が余るときは充電、不足するときは放電することで、需給のバランスを支えます。

経済産業省は2030年までに国内で累計23.8GWh規模の定置用蓄電池導入を見込む推計を示しており、国内各地で民間事業者による建設が続いています。

①第2号案件は滋賀県長浜市の高圧蓄電所

fantasista の第1号案件は、群馬県太田市で2025年8月に運転を開始した「fantasista gunma PSS(群馬太田蓄電所)」です。第2号案件となる「fantasista nagahama PSS」は、滋賀県長浜市内の約1,789.59㎡の用地に建設される高圧蓄電所で、定格出力は1,999kW(約2MW)、蓄電容量は7,521kWh(約7.5MWh)となる。

電力の売り先となる系統側では関西電力送配電株式会社が送配電事業者を担い、関西電力100%子会社のE-Flow合同会社が、発電や蓄電池を束ねて電力市場に取り次ぐアグリゲーターとして関与する。

②設備構成と情報セキュリティ対応

設備は、蓄電池を株式会社パワーエックス、電力変換装置(PCS)を富士電機株式会社、エネルギー管理システム(EMS)をニシム電子工業株式会社がそれぞれ供給し、基本設計と建設はスズカ電工株式会社が担う構成です。発表では、設備は情報処理推進機構(IPA)のサイバーセキュリティ評価制度「JC-STAR」の認証を取得済みとしています。

一方で、建設費・契約金額・調達資金などの金額は、2026年10月14日のプレスリリースには記載がありません。

編集部からひとこと

系統用蓄電池は、再生可能エネルギーの変動を吸収する用途に加え、電力市場(需給調整市場・容量市場・卸電力市場など)での取引によって収益を得る事業モデルが広がっています。今回のfantasista nagahama PSSは約2MW規模の高圧案件で、同社グループが2025年の群馬太田案件に続き2件目の運転開始を目指す段階にあります。完工・運用開始は2027年の予定で、現時点では実績ではなく着工までの計画です。

FrontJournal編集部

プレスリリース原文を読む

本記事は、FrontJournalが公開情報をもとに独自に分析した第三者コンテンツであり、対象企業・研究機関の公式見解ではありません。

この企業の方へ

内容に誤り・更新が必要な点があれば、可能な限り速やかに修正します。お気づきの点はお問い合わせまでご連絡ください。

掲載情報の修正・写真の追加・更新はこちら