2026.10.18 │ NEDO │ 元発表:2026.10.16

NEDO、量子コンピュータの社会問題解決を競う懸賞金プログラムで9件に授与

ニュース紹介

「「NEDO懸賞金活用型プログラム/量子コンピュータを用いた社会問題ソリューション開発」の受賞者を発表」

NEDOと経済産業省は、「NEDO懸賞金活用型プログラム/量子コンピュータを用いた社会問題ソリューション開発」の受賞者を発表した。応募87件(Society 5.0が46件、QoL(生活の質)が25件、Cool Japanが16件)のうち9件に懸賞金を授与した。QoL領域の1位は、候補化合物の構造生成と分子間相互作用エネルギー評価による創薬課題の解決を提案した塩野義製薬で4000万円。Society 5.0とCool Japanの両領域では、受賞基準により1位は該当なしとなった。表彰式は2026年10月15日に丸ビルホール(東京都千代田区)で開催された。

出典:NEDO 2026年10月16日 発表
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101974.html

FrontJournalの解説

この研究分野について

懸賞金活用型プログラムは、課題の解決策を広く募り、成果を評価して賞金を授与する仕組みです。このプログラムの事業期間は、Season 1が2025〜2026年度、Season 2が2026〜2027年度です。

評価軸は技術的な新規性に加え、社会実装・事業化への展開可能性です。

①応募87件から9件、領域別の受賞内容

プレスリリースによると、Society 5.0領域は2位(2000万円)がNV学習センターの量子センサーと量子機械学習による災害の事前検知・予測シミュレーション、3位(1000万円)がせとうちから量子の世界へとQ-Chainnersでした。QoL領域は1位が塩野義製薬、2位(2000万円)が森さんだいすきクラブ、3位(1000万円)がQ4Healthです。Cool Japan領域は2位(2000万円)がEntangleTune、3位(1000万円)が三菱ケミカル_慶應_ASU_IBMとQrazy Qreatorsでした。

②受賞後は事業化や共同開発の支援へ

NEDOは今後、スタートアップの創業や事業企画の作成、企業との共同開発・技術移転を支援するとしています。参加者と企業・研究機関・支援団体のネットワーキングイベントも開き、表彰対象のユースケースをまとめた「量子技術を知る・つながる事例集」を2026年12月頃に公開する予定です。Season 1の知見をまとめた分析レポートは2027年3月頃に公開予定で、Season 2は既に始動しています。

編集部からひとこと

今回の発表は、量子コンピュータの活用先を創薬や防災、素材、コンテンツ制作などに広げる提案が、企業、大学、個人のチームから集まったことを示すものです。1位が該当なしの領域があり、評価では社会実装・事業化への展開可能性が重視されました。受賞提案が実際の事業としてどこまで進むかは、発表では触れられておらず、今後の支援や事例集の公開が注目点です。

FrontJournal編集部

プレスリリース原文を読む

本記事は、FrontJournalが公開情報をもとに独自に分析した第三者コンテンツであり、対象企業・研究機関の公式見解ではありません。

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