市場課題|バイオフィルムによる衛生課題と評価の壁

バイオフィルムが衛生を損なう
バイオフィルムは、医療や食品加工の現場で、衛生を損なう要因です。細菌が表面に付着して多糖類(糖が連なった高分子)を産生し、ぬめり状の膜を形成すると、感染症や食品の衛生問題の原因になります。対策が無ければ、清掃と衛生管理の負担は現場で続く状況です。
評価の規格は整備の途上
抗バイオフィルム性を測る国際規格の整備は、始まったばかりです。ISO 4768は2023年7月に制定され、抗菌製品技術協議会(SIAA)による抗バイオフィルム製品の認証は2024年7月に始まりました。運用が広がるまでは、開発した表面の性能を客観的に示す機会が限られやすい状況です。
他にも、配管に付着するスケール(水あか状の付着物)の発生、住宅の水まわりに残る汚れ、食品加工の現場での衛生管理の負担、といった課題があるといわれています。
- バイオフィルム細菌が物の表面に付着し、多糖類を産生して形成する膜状の集合体である。水まわりのぬめりの正体であり、配管の汚れや医療・食品加工現場の衛生問題の原因になる。


