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「細胞内『配送センター』ゴルジ体から輸送担体としてエンドソームが誕生 -細胞膜へのタンパク質輸送の新たな仕組みを解明-」
広島大学 大学院統合生命科学研究科の佐藤明子教授らのグループと理化学研究所 光量子工学研究センターの中野明彦客員主管研究員らは、以前の研究によりリサイクリングエンドソームがゴルジ体からタンパク質(積荷)を受け取って細胞表面へ運ぶことを発見していた。本研究では新たに、積荷のゴルジ体からリサイクリングエンドソームへの輸送のタイミングを薬剤で可逆的に制御できるゲノム編集細胞を作成し、顕微鏡で観察中にゴルジ体からリサイクリングエンドソームへの輸送を開始した結果、積荷の局在するゴルジ体領域で、積荷を内包しながら新たにリサイクリングエンドソームが形成されることを見出した。また、積荷を内包した新生リサイクリングエンドソームが既存のリサイクリングエンドソームと融合することで、既存リサイクリングエンドソームへと積荷が受け渡されることが分かった。さらに、研究チームに理化学研究所 環境資源科学研究センターの豊岡公徳上級技師らと広島大学コアファシリティーセンターの前田誠技師が加わり、3次元電子顕微鏡観察を行うことで、新生リサイクリングエンドソームがゴルジ体から伸びる数珠状構造体であること、この数珠状構造の一部がクラスリンにより被覆されていることが分かった。研究成果は科学誌「Nature Communications」に掲載された(DOI: 10.1038/s41467-026-75784-1)。
出典:理化学研究所 2026年7月29日 プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2026/20260729_1/index.html



