市場課題|3D都市モデルは整備が進んでも、使える人と用途が限られる

導入の壁で利用者が限られる
地理情報を扱うには専用のソフトが要るため、使える人が限られます。GIS(地理情報システム)を業務で扱うには、端末への導入の作業と操作の習熟が欠かせません。国や自治体が3D都市モデル(建物の高さや形まで再現した都市の立体データ)を整備しても、担当部署の外へ活用が広がりにくい状態が続きます。
機能追加が開発元頼み
既存のWebGISでは、現場が必要とする機能をすぐに足せません。商用の製品では、標準にない表示や分析を加えるために、開発元へ依頼して順番を待つことになります。防災、交通、観光と分野ごとに求める機能が違うため、用途に合わないまま使われる状態が生まれます。
他にも、製品ごとに異なるデータ形式の変換の手間、大量の3Dデータを描くときの動作の重さ、事業者ごとに分かれた地図データの統合の難しさ、といった課題があるといわれています。
- GIS位置の情報と結びついたデータを、地図の上に重ねて表示・分析する仕組みを指す。道路や建物、災害の記録などを同じ座標の体系でそろえるため、場所を手がかりに異なる分野のデータを横断して扱える。






