市場課題|インフラ点検の負担が大きく、飛行データの流出も懸念

近接目視の点検は負担が大きい
橋やトンネルの点検は、点検員が手の届く距離まで近づく近接目視が基本であり、作業の負担が大きくなりがちです。高い橋脚や橋の裏側、狭いトンネルの壁面を確かめるには、高所作業車や足場を用意しなければなりません。このままでは点検のたびに足場を組む手間と、高所での作業の危険が繰り返し生じます。
飛行データの流出が懸念
ドローンは飛行経路や撮影した画像を通信でやり取りするため、データの流出や機体の乗っ取りが懸念されています。インフラや防災の現場では、重要な施設の画像を扱う場面も少なくありません。こうした懸念から政府は2020年9月、政府機関が調達するドローンをセキュリティの担保されたものに限る方針を示しました。
他にも、災害時の被害状況の把握、山間部や離島への物資の輸送、物流の担い手の不足、といった課題があるといわれています。
- 近接目視点検員が構造物に手の届く距離まで近づき、ひび割れや腐食を自分の目で確かめる点検の方法。橋やトンネルでは5年に1回の定期点検で、この方法が基本とされている。






