市場課題|背負う散布作業の負担を減らす機械が求められている

背負う散布作業の負担
背負う散布作業は、散布ムラが出やすく、暑い時期は任せにくい、負担の大きい作業です。畑では、畝(作物を植えるために土を盛り上げた列)の間に入り、除草剤や防除薬剤を散布する作業が、作物を育てる間にたびたび必要です。現状は、20Lの動噴を背負い、作業者が歩きながらノズルを向けるため、力のある人が担当することになります。
人手不足と高齢化の進行
農林水産省の農林業センサスでは、基幹的農業従事者(自営農業を主な仕事とする世帯員)は、2020年の136.3万人から2025年の103.6万人へと減りました。2025年は、そのうち72.1万人が65歳以上で、平均年齢は67.7歳です。畝間の散布のように、体力と時間が必要な作業を担う人手の確保が、難しくなる状況です。
他にも、薬液の使いすぎ、散布中に薬液がかかるリスク、除草と防除にかかる作業時間、といった課題があるといわれています。
- 動噴エンジンやモーターの力で薬液を加圧し、ホースとノズルから霧状に散布する機械を指す。農薬の散布で広く使われ、背負い式は薬液の重さを作業者が担う。


