市場課題|海底の観測は船とブイが中心で、頻度と費用の両立が難しい

船での観測は時間と費用がかかる
船での観測は、現場への往復に時間と費用がかかります。南海トラフなど、プレート境界で起きる地震の仕組みを調べる海底地殻変動観測では、海底の微小な動きを、高い頻度とセンチメートル精度で測る必要があります。船での往復の負担から、十分な頻度での測定は難しい状況です。
ブイは海面での位置を保ちにくい
ブイには、海面での位置を保つ能力に限界があるとされています。海洋の音響通信や海底の観測では、船舶のほかに、ブイ(海面に浮かべる観測用の浮体)も使われてきました。海底の観測では、機動性と費用を両立できる手段が求められる状況です。
他にも、船舶は機動性が低く、回転翼型ドローンは飛行距離が短く、陸から離れた沖合には届きにくい、といった課題があるといわれています。
- 海底地殻変動観測海底の位置を、音波と衛星測位を組み合わせて繰り返し測り、海底の地殻の動きを調べる観測である。プレート境界で起きる地震の仕組みを調べる手がかりになる。


