市場課題|医療AI開発を支える担い手が足りない

画像の正解付けに専門医の手間
医療AIの教師データ(AIに正解を教える学習用データ)の作成では、専門医による正解付けに大きな手間がかかります。医療画像の正解付けは、読影(画像を見て診断すること)を担う専門医が行う必要があり、2020年時点でAI開発のボトルネック(全体を遅らせる工程)の一つと指摘されていました。正解付けの負担を減らす道具の開発も課題とされていました。
医療とAIに通じる人材が不足
医療と情報技術の両方に通じる人材は、確保が難しいといわれています。AI人材は2017年時点で医療分野に限らず不足しているとされ、創薬の分野でも確保が必要と指摘されていました。病院側でも、院内でICT(情報通信技術)を管理する人材の確保や育成に大きな費用負担が生じる可能性があるといわれています。
他にも、AIの導入と維持にかかる費用や、データやAIをめぐる知的財産の扱い、といった課題があるといわれています。
- 教師データAIに学習させるための、データと正解の組を指す。医療画像なら、画像と、医師が示したその画像の所見が対になる。学習させるデータの質がAIの判定の質を左右するため、正解付けの品質の確保が重視されている。






