市場課題|廃棄物は性状がそろわず燃料化しにくい

原料の性状がそろわない
草木や剪定枝、廃棄物系のバイオマスは、種類や由来によって性状(成分や形などの性質)が大きく異なります。中山間地域の草木質バイオマスは、性状や質が多種多様とされています。原料がそろわないままでは、燃料へ変える工程の条件を安定させにくい状態です。
質のよいガスを作りにくい
ガスから液体燃料を作るには、水素と一酸化炭素がおよそ2対1で含まれ、タール(ガス化で生じる油状の副生成物)を含まない合成ガスが求められます。あわせて、ガスを液体燃料へ変える反応では、効率のよい触媒(反応を進める物質)の技術も必要です。原料のばらつきを抑えながら、この条件を満たす合成ガスを作り続けることが、技術の大きな課題です。
他にも、環境省の事業の事後評価は、原料の多様化、運転時間の長期化、触媒性能の安定、コストの低減、といった課題があるといわれています。
- タールガス化の際に生じる油状の副生成物。液体燃料の合成に使う合成ガスには含まないことが求められ、ガス化の技術課題の一つになる。


