市場課題|脂質代謝の異常が、血管と肝臓の病気につながる

コレステロールが増え動脈硬化に
遺伝性の希少疾患「ホモ接合体家族性高コレステロール血症」(HoFH)では、発症頻度が17万〜30万人に1人とされ、血中のLDL-Cが幼少期から極めて高くなり、若くして動脈硬化が進みます。LDL受容体(血中のLDL-Cを取り込むタンパク質)が変異しているため、LDL-Cを取り込めず、血中に過剰にたまります。動脈硬化が進み、心筋梗塞などの危険が高まる点が、この病気の特徴です。
脂肪肝から肝硬変や肝がんへ
脂肪肝が進行すると、肝硬変や肝がんのリスクが高まります。この脂肪肝疾患「MASH/MASLD」(肝臓に脂肪がたまる病気)のうち、MASLDは世界の有病率が3割超で、患者数の多い病気です。
他にも、一般的な脂質異常症への対応、小腸でのコレステロール吸収の抑制、脂肪肝の進行の抑制、といった課題があるといわれています。
- LDL受容体血中のLDL-Cを取り込む役割を持つタンパク質を指す。この受容体が変異で働かないと、LDL-Cが血中に過剰にたまり、動脈硬化が早く進む。


