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「肝疾患の重症化に伴う腸内細菌叢の『シフト』を解明-エネルギー地形解析で見える肝臓と腸内微生物群集のつながり-」
理化学研究所(理研)バイオリソース研究センター 統合情報開発室の鈴木健大研究員、桝屋啓志室長、大阪公立大学 大学院医学研究科の大谷直子教授、慶應義塾大学 先端生命科学研究所の福田真嗣特任教授らの共同研究グループは、脂肪肝に伴う炎症の重症度の変化に伴い腸内細菌叢がどのように再編されるかを、環境因子を扱う拡張型のエネルギー地形解析を用いて明らかにしました。
共同研究グループは、成人104人の腸内細菌叢データと、脂肪肝炎の活動度を評価する非侵襲的指標の一つであるFASTスコアの統合解析を行いました。その結果、重症化とともに腸内細菌の多様性が単純に減るのではなく、複数の細菌の組み合わせが入れ替わる「群集の再編」として現れることを明らかにしました。さらに、個々の細菌が特定の群集状態とどの程度強く結び付くかを示す群集形成指数(CSI)を新たに開発しました。
この評価方法は、肝疾患に関わる微生物バイオマーカーの探索や、病態に応じた予防・介入法の開発に貢献すると期待されます。論文は科学雑誌「Scientific Reports」オンライン版(9月25日付)に掲載されました。
出典:理化学研究所 2026年10月2日 プレスリリース
https://www.riken.jp/press/2026/20261002_2/index.html


