市場課題|ペロブスカイト太陽電池は部材と耐久性に課題がある

部材が多く材料費がかさみやすい
ペロブスカイト太陽電池には、ITO(インジウム錫酸化物)の透明電極、水分を防ぐバリアフィルム、ホール輸送材などを使う構成があります。部材が増えるほど、材料費と製造の手間が大きくなりやすい状況です。インジウムは希少な金属であり、使わない構成が望ましいといわれています。
耐久性の証明と資金確保が難しい
ペロブスカイト太陽電池は、湿気や熱に弱く、屋外で長く使えるかが課題といわれています。長期の耐久性を示すには、試験に時間と費用がかかる状況です。同社の岡本和也代表取締役は、ベンチャーキャピタルの関心がフィルム型に集まり、資金調達に苦戦していると、日刊工業新聞の取材で述べています。
他にも、屋外での実証、量産体制の整備、使用済み品に含まれる鉛やヨウ素の回収、といった課題があるといわれています。
- ホール輸送材太陽電池の中で、光によって生じた正の電荷を電極へ運ぶ層をつくる材料である。ペロブスカイト太陽電池に使われる部材の一つである。






