市場課題|電動化の時代にもエンジンの効率向上が求められる

電動化後もエンジンは残る
電動化が進んでも、ハイブリッド車や発電機では、エンジンが動力源として残ります。その燃費とCO2排出量を左右するのは熱効率です。熱効率の改善が進まなければ、エンジン由来のCO2排出量の削減には限りが出ます。
効率を上げるほど燃焼が不安定
熱効率を上げるには、空気の割合を多くした薄い混合気を燃やす希薄燃焼が有効です。一方で、空気を圧縮して送り込む過給で圧力を高めると、想定外のタイミングで燃料が燃える異常燃焼(ノッキングなど)が起きやすくなります。このため、効率を高めるほど、安定した燃焼を保つ難度が上がる状況です。
他にも、振動や騒音の低減、燃料の種類が変わった際の運転の安定、排出ガスのさらなる低減、といった課題があるといわれています。
- 異常燃焼燃料が想定外のタイミングで燃える現象である。エンジンの圧力が高いほど起きやすく、出力の低下や部品の損傷を招くため、高効率なエンジンの開発では抑える工夫が欠かせない。


