市場課題|構造物の揺れの計測は工事と費用が重い

有線方式は工期と費用が重い
有線方式は、ケーブルの敷設に工事が要り、ソナスの比較では、導入までに最長で半年かかり、1拠点あたりの費用は最大で数千万円に及びます。従来の方法は、センサと計測装置をケーブルでつなぐこの方式です。工期と費用が重いため、測りたい構造物のすべてに設置するのは簡単ではありません。
無線化は通信の質が壁になる
有線をやめて無線にすれば工事は減りますが、構造物の計測では通信の質が問われます。揺れを複数の点で比べるには、センサどうしの時刻同期(各センサの時計を合わせること)と、データの取りこぼしを防ぐことが欠かせません。さらに、超高層ビルのように階をまたぐ構造物では、多数のセンサを1つの網でつなぐ必要があります。
ソナスの発表では、他にも、超高層ビルの人手による点検に時間を要すること、大地震の際に技術者自身も被災することが予想されること、といった課題があるといわれています。
- 時刻同期複数のセンサの計測時刻を同じ基準にそろえること。揺れが各点にどう伝わるかを比べるために欠かせない条件である。


