市場課題|新しい素材の開発は手法選びが難しい

製造手法の選択が成否を分ける
物質の製造法は、生物の働きを使う手法と、化学反応を使う手法のどちらを選ぶかで、開発の成否や費用が変わります。微生物を改良して物質を製造させる手法と、反応の条件や原料を組み立てる手法とでは、得意とする工程が異なるためです。目的の物質に合わない手法を選ぶと、試行が増え、開発費用がかさみます。
新規化合物の性質を見通しにくい
素材や食品原料の候補になる新しい化合物は、機能や安全性、製造の可否を、開発の初期に見通しにくい対象です。見通しが立たないまま試作を重ねると、費用と時間がかさみます。そのため、候補を絞り込む段階で、化合物の性質を予測する手段が求められてきました。
他にも、高性能と環境への配慮を両立する素材の開発、先端の分析ツールを自社で備える負担、といった課題があるといわれています。
- 合成生物学生物の遺伝子などを設計し、微生物に新しい機能を持たせて、目的の物質を製造させる技術である。同社は、これを合成化学と組み合わせて活用している。


