市場課題|炭酸ガス療法は手軽に続けにくい

高濃度にはボンベ式の装置が必要
皮膚に高い濃度の二酸化炭素を届けるには、炭酸ガス(気体の二酸化炭素)のボンベを使う装置が必要です。炭酸泉や炭酸入浴剤のようにお湯へ溶かす方式では、溶けた二酸化炭素の濃度が常温・常圧で0.2%を超えず、炭酸入浴剤では0.01〜0.03%程度にとどまるためです。ボンベ式の装置は固定式のものが多く、ガスの補充や保守も欠かせないため、手軽には続けにくくなります。
ボンベ式は首や顔への使用が困難
ゲルを塗った部位に炭酸ガスを当てる治療システムは、首や顔への使用が困難です。部位をビニール袋で密閉し、袋の中をボンベのガスで満たす必要があるためです。腕や足のほかは密閉が難しく、治療できる部位が限られるといわれています。
他にも、炭酸ガスを皮下に注射する方法に伴う痛みや内出血、2剤を混ぜる炭酸ガスパックの落としにくさ、といった課題があるといわれています。
- 炭酸入浴剤炭酸塩と酸を1つの固形にまとめた入浴剤である。お湯に入れると両者が反応して二酸化炭素が発生し、お湯に溶ける。手軽に使える一方、通常の使用量では溶けた二酸化炭素の濃度が低くとどまる。


