市場課題|製造条件の探索に要する時間

試作の繰り返しで開発が長期化
半導体や電子部品の製造では、量産の条件を決めるプロセス開発(どう作るかを設計する工程)が、試作の繰り返しで進むため長期化します。装置の構造、温度、時間、消耗部材の違いによって結果が変わり、条件の組み合わせは膨大です。試作の回数が増えるほど、材料費と装置の稼働時間の負担が大きくなります。
製造条件の決定が属人化
製造条件の決定は熟練技術者の判断に委ねられており、技術の継承が困難です。その条件が良い根拠は数値として残りにくく、担当者が交代すると同じ品質を再現しにくくなります。熟練技術者の退職が進むと、長年かけて積み上げた条件の知見が失われかねません。
他にも、工程ごとに担当部署が分かれることで生じる部分最適、メーカーごとに形式が異なる製造データの整備、精度を上げるほど長い計算時間を要する物理シミュレーション、といった課題があるといわれています。
- プロセス開発材料や製品そのものではなく、それをどの装置で、どの温度と時間で製造するかを決める工程を指す。量産の品質と生産効率を左右するため、半導体や材料の分野では開発期間の多くを占める。






