市場課題|融雪設備のエネルギー消費

融雪設備が電力とガスを消費
冬の路面を安全に保つロードヒーティングは、稼働のたびに多くの電力とガスを消費します。北海道では駐車場や歩道、坂道などに広く設置され、100台規模の駐車場ではガス代が年間で約500万円に達する例もあります。燃料価格が変動すればそのまま維持費に跳ね返るため、設備を持つ施設ほど冬の支出は読みにくくなりがちです。
センサは路面の雪を捉えにくい
運転の判断に使用されてきた水分検知型センサは、路面に残る雪の状態までは捉えにくい方式です。壁などに取り付けたセンサが降雪時の水分を検知して熱源を動かすため、路面の雪が消えた後も運転が続く時間が生まれます。その結果、必要以上に長く稼働し、燃料を使いすぎる傾向がありました。
他にも、日当たりや風で融け方が変わる設置環境ごとの調整、運転の切り替えを人が判断する手間、老朽化した熱源設備の更新にかかる費用、といった課題があるといわれています。
- ロードヒーティング路面の下に電熱線や温水管を通し、熱で雪を融かす設備。除雪の手間を減らせる一方、運転中は電力やガスを消費する。
- 水分検知型センサ降雪や降雨による水分を検知して融雪設備を動かす方式のセンサ。路面の雪がどれだけ残っているかまでは判別しない。


