ニュース紹介
「物体に超音波ビームを従来の6倍の距離から照射し浮遊させることに成功」
筑波大学図書館情報メディア系の伏見龍樹助教と、同大学院人間総合科学学術院博士後期課程の頃安祐輔さんらは、微小な物体に約40センチメートルの距離から特殊な超音波ビームを片側から照射し、非接触かつ空中で安定に浮遊・搬送することに成功しました。ビーム中心の高音圧領域で物体を捕捉する方式を用いることにより、従来よりも約6倍離れた物体の浮遊を初めて実証しています。
研究グループは、中心軸に高い音圧が細く集中したまま遠くまで伝わるゼロ次ベッセルビームを用いることで、音圧の高い領域で物体を捕らえることに成功しました。この方法により、片側からの照射だけで音源から最大約40センチメートル離れた空中で直径1.5ミリメートルの発泡ポリスチレン球を安定に浮かせ、3次元的に動かすことができました。また、複数の物体や球でない物体の浮遊に加え、障害物の先でも浮遊できることを確かめています。
本研究成果は、2026年8月24日付で科学誌『Physical Review Letters』に掲載されました。
出典:科学技術振興機構(JST) 2026年8月26日 プレスリリース
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20260826-3/index.html



