市場課題|食品・飲料の味は、数値で比べて共有しにくい

味の評価が感覚に左右される
食品や飲料の味の評価は、評価者の感覚に左右されやすい面があります。長く官能評価(訓練した評価者が味や香りを判定する方法)で行われてきたため、評価者の経験や体調、その日の環境によって結果が変わり、数値として残して比べにくい状況です。そのため、開発の過程で狙った味に近づいたかを、担当者の間で共有しにくくなります。
好みの傾向を捉えにくい
商品の味が消費者に好まれるかどうかは、発売してから分かる場合が少なくありません。味の特徴と好みの関係を示すデータが乏しいと、味づくりは経験と勘で進めがちです。その結果、開発のやり直しや、売り場で選ばれない商品が生じる恐れがあります。
他にも、同社の案内には、感性頼みで開発の方向性を共有しにくいこと、自社商品の市場での立ち位置を測りにくいこと、売り場で組み合わせの根拠を示しにくいこと、といった課題があるといわれています。
- 官能評価訓練した評価者が、味や香り、食感を自らの感覚で判定する方法である。人の感じ方を直接捉えられる一方、評価者や条件で結果がばらつきやすい。


