市場課題|地雷の除去は金属片の掘削に時間を要する

地雷と不発弾の除去が長期化
地雷や不発弾が残る土地では、それらの除去を終えるまでに長い年月が必要です。ロシアの侵攻を受けたウクライナでは、国土のおよそ30%が地雷や不発弾に汚染されている可能性があり、除去には少なくとも10年を要するといわれています。除去が終わるまでは農地や住宅地として安全に利用しにくく、住民の暮らしの再建が遅れる恐れがあります。
金属片と地雷の区別が難しい
地雷の除去で広く使われてきた金属探知機は、地雷と金属片を見分けにくい装置です。地中の金属すべてに反応するため、紛争地で掘り出される金属は、地雷1個に対して金属片がおよそ1000個といわれています。反応のたびに慎重な掘削が必要になり、作業時間の大半が地雷ではない金属片の掘り出しに費やされかねません。
他にも、街中や民家に置かれる地雷に似た爆発物の増加、ぬいぐるみに仕掛けられる爆弾の存在、といった課題があるといわれています。
- 金属探知機コイルに電流を流して磁場をつくり、近くの金属によって生じる磁場の変化を検知する装置。金属があるかどうかは分かるが、埋まった物の形や種類までは区別しにくい。


