市場課題|痛みの評価は自己申告で行ってきた

痛みの申告で評価する医療現場
医療の現場で使われてきた痛みの評価は、患者自身の申告が基本でした。医師や看護師は、表情や「10段階でどのくらい痛いか」といった問診をもとに、投薬の量やタイミングを判断します。しかし本人が症状をうまく伝えられない場合、必要な処置が遅れる恐れがあります。
客観的な指標がなく投薬に差
自己申告による評価は、痛みの感じ方や表現の個人差に左右されやすいという弱点があります。特に高齢者や小児、意識の低下した患者では、正確な申告が難しくなります。痛みを見誤れば、必要な鎮痛薬が届かなかったり、逆に過剰投与につながったりする恐れがあるでしょう。
他にも、鎮痛薬の効果を把握しにくいこと、痛みを我慢して申告を控える患者がいるため本来対応が必要な患者を見逃しやすいこと、慢性的な痛みの管理が難しいこと、といった課題があるといわれています。
- 疼痛評価患者が感じる痛みの強さや種類を、医療現場で把握するための評価。現在は問診や表情の観察など、主観的な方法が中心となっている。






