2026.09.02
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ZenmuTech
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元発表:2026.09.01
HAIPとZenmuTech、秘密分散プロキシで医療のセキュリティ事業
ニュース紹介
「医療AIプラットフォーム技術研究組合(HAIP)と株式会社ZenmuTechは、「秘密分散プロキシ技術」を活用したサイバーセキュリティ事業の開始で合意」
医療AIプラットフォーム技術研究組合(HAIP)と株式会社ZenmuTechは、両者が共同開発し特許を取得した「秘密分散プロキシ技術」(特許第7825250号、名称:データ通信システム)を活用したサイバーセキュリティ事業を、2026年9月1日より共同で開始すると発表しました。
同技術は、送信側で通信データを複数の分散片に分割して無意味化し、それぞれを複数のTLS通信経路で送ったうえで、受信側で元の通信データに復元する仕組みです。通信の途中で一部の分散片が窃取・攻撃を受けても、個々の分散片から元のデータが漏えいするリスクを下げられるとしています。
HAIPは、対策の目標を完全防御ではなく、侵入された場合にも被害を極小化して早期に業務を復旧できるサイバーレジリエンスの実現に置いており、本技術をその基盤技術のひとつと位置づけています。医療機関での実証試験などを通じて共同開発されました。
出典:株式会社ZenmuTech 2026年9月1日 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000113605.html
FrontJournalの解説
この研究分野について
秘密分散は、データをそのまま暗号化するのではなく、複数の断片に分けて意味を持たない状態にする技術です。断片を規定の数だけ集めない限り元に戻せないため、1つ盗まれても中身が読めません。
医療機関はこの技術の想定される使い手のひとつです。カルテなど機微な情報を扱い、施設どうしをネットワークでつなぐ場面が増えているため、通信の途中でデータを守る仕組みが求められています。
①境界を守るだけでは防ぎきれない
医療機関を狙ったランサムウェア攻撃や情報漏えいが深刻になっています。国内では電子カルテが長期間止まり、診療に影響が出た事例が報告されています。
AIを悪用した高度な攻撃も現実のものとなり、従来の境界型セキュリティやゼロトラスト型のセキュリティだけでは十分に対応しにくいと、HAIPは説明しています。
②通信を分けて送り受信側で戻す
秘密分散プロキシ技術は、送信側で通信データを複数の分散片に分けて無意味化し、それぞれを別のTLS通信経路で送ります。受信側では分散片を集めて元のデータに戻します。
この仕組みにより、通信の一部が窃取されても、その分散片だけからは元のデータを復元できません。既存のシステムやアプリケーションへ適用しやすいよう設計されており、地域医療連携ネットワークなど施設間の通信基盤としての利用も想定されています。
編集部からひとこと
守り方の前提を「入られない」から「入られても被害を抑える」へ置き換えた設計です。特許を取得済みで、医療機関での実証を経て事業化に進んだ点に、机上の技術ではないことが表れています。HAIPは本技術を量子コンピューター時代を見据えた次世代セキュリティ対策の中核のひとつと位置づけています。
本記事は、FrontJournalが公開情報をもとに独自に分析した第三者コンテンツであり、対象企業・研究機関の公式見解ではありません。
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