2026.09.02
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Frontier Innovations
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元発表:2026.09.01
大阪大学発パワーレーザー、デブリ除去のレーザー開発に追加投資
ニュース紹介
「革新的パワーレーザー技術を開発する大阪大学発スタートアップ パワーレーザー社に追加投資」
Frontier Innovations株式会社が運営するFrontier Innovations 1号投資事業有限責任組合は、株式会社パワーレーザーへ追加投資したと発表しました。
パワーレーザー社は、パワーレーザーの研究開発に関する50年の歴史と蓄積を持つ大阪大学レーザー科学研究所の技術の社会実装を目指す大阪大学発スタートアップです。
同ファンドが2025年に出資して以降、パワーレーザー社は、高出力レーザーを活用した宇宙状況監視・デブリ除去技術の開発をテーマとする宇宙戦略基金へ採択されました。事業面ではレーザーフュージョンエネルギーや宇宙状況監視などの市場開拓が進んでいます。出資後のこれらの進捗を評価し、本資金調達ラウンドでの追加投資に至ったとしています。
出典:Frontier Innovations株式会社 2026年9月1日 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000159386.html
FrontJournalの解説
この研究分野について
地球のまわりには、役目を終えた衛星やロケットの破片が大量に回っています。これがスペースデブリで、秒速数キロメートルで飛ぶため、小さな破片でも衛星に穴を開ける危険があります。
取り除く方法として研究されているのがレーザーです。地上や軌道上から強い光を当て、表面をわずかに蒸発させた反動で軌道を変え、大気圏へ落とすという考え方で、燃料を積んだ回収機を送らずに済む点が利点とされています。
①阪大の50年の蓄積を事業にする会社
パワーレーザー社は、大阪大学レーザー科学研究所の技術を社会に出すことを目指す大阪大学発スタートアップです。同研究所はパワーレーザーの研究開発で50年の歴史と蓄積を持つとされています。
同社が扱うのは、短い時間に強いエネルギーを送り込む高出力のレーザーです。用途としてレーザーフュージョンエネルギーや宇宙状況監視などが挙げられています。
②宇宙戦略基金の採択を評価して増額
Frontier Innovationsは2025年に同社へ出資しており、今回はその後の進捗を評価しての追加投資です。
出資以降、パワーレーザー社は高出力レーザーによる宇宙状況監視とデブリ除去の技術開発をテーマに宇宙戦略基金へ採択され、事業面でも市場開拓が進んだとしています。同社は第三者割当増資などにより11億円の資金調達を実施したと公表されています。
編集部からひとこと
レーザーでデブリを落とすという構想は以前から語られてきましたが、出資と公的資金の両方が続けて付いた点に、段階が上がったことが表れています。同社の技術は核融合と宇宙という別々の市場につながっており、片方の進みがもう片方を支える形になっています。実際の除去サービスまでにはまだ検証が要りますが、資金の裏付けができた意味は小さくありません。
本記事は、FrontJournalが公開情報をもとに独自に分析した第三者コンテンツであり、対象企業・研究機関の公式見解ではありません。
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