ニュース紹介
「高周波電子基板向けポリマーの耐溶剤性向上の仕組みを解明」
東北大学大学院工学研究科の三島翔子助教、同大学グリーンクロステック研究センターの川越吉晃准教授らは、太陽ホールディングス株式会社と共同で、反応性ポリフェニレンエーテル(PPE)が硬化後に高い耐溶剤性を示す仕組みを明らかにしたと発表しました。PPEは低誘電特性に優れる一方、加工性と硬化後の耐溶剤性の両立が課題でした。研究グループは、実験評価と熱硬化系のシミュレーション技術を組み合わせ、硬化反応中の三次元ネットワークの形成過程をコンピュータ上で可視化しました。その結果、PPEに導入された反応性アリル基がトリアリルイソシアヌレート(TAIC)と反応して三次元ネットワークを形成し、溶媒中でも形状が保持されることを実証したとしています。応用先として高周波電子基板用材料が挙げられています。成果は英国王立化学会が刊行する学術誌 Polymer Chemistry に2026年7月28日に公開されました。
出典:東北大学 2026年8月5日 プレスリリース
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2026/08/press20260805-02-dpds.html


