市場課題|狙った抗体を取得しにくい

抗体医薬品の需要が拡大
がんや自己免疫疾患などの治療では、抗体を使った医薬品の利用が広がっています。抗体は、狙った分子(抗原)だけに結合する高い特異性を持つタンパク質です。需要が伸びるほど、標的に強く結合する良質な抗体を効率的に見つける技術の重要性は増していきます。
マウス抗体では限界
長年広く使われてきたマウスの細胞による抗体作製には、識別力の限界があります。マウス由来の抗体は、構造の近い分子やわずかなアミノ酸変異を見分けにくく、狙った抗体を得られないことがあります。従来法で数カ月かけても目的の抗体が得られない場合、研究や製品化の計画が止まりかねません。
他にも、抗体の量産段階で性能が変わってしまう、動物を使った実験に時間と費用がかかる、といった課題があるといわれています。
- モノクローナル抗体単一の種類の細胞に由来し、同じ標的分子だけに結合する抗体。医薬品や診断薬の主要な部品として使われ、狙った分子への高い特異性を持つ。






