市場課題|道路管理の点群データは、活用の環境が十分に整っていない

点群が膨大で取り出しにくい
点群データは、道路管理でも利用が増えた一方、膨大な量から必要な箇所を取り出しにくいデータです。納品された点群はCD・DVDなどで保管され、担当者のパソコンにビューア(表示ソフト)があるとも限りません。住民から苦情が入っても、管理者が現場へ行って初めて状況を見る場面が多くなります。
変状の前後比較に時間がかかる
路面のへこみや、法面(切土や盛土で造成した斜面)の膨らみといった変状(構造物に生じた変形や損傷)は、前後の点群を比べる作業に手間と時間がかかります。差分(前後の違い)は、業務委託して出してもらうか、点群を人手で加工して確認するため、費用と手間が負担です。変状の把握が遅れれば、補修の着手も遅れかねません。
他にも、点検写真の撮影位置の把握しにくさ、部材番号から3次元の位置を読み取る難しさ、点検調書や図面と点群を結び付ける手間、といった課題があるといわれています。
- 点群データレーザスキャナなどで計測した、無数の点の3次元座標(位置)の集まりを指す。点の1つ1つは位置しか持たず、道路や構造物といったまとまりの情報は含まない。






